2009年2月17日火曜日

♪ 『戴冠ミサ』の部屋 ♪ その③

~『Kyrie』~

『キリエ』は『主よ憐れみたまえ』という意味のギリシャ語からきています。
『憐みの賛歌』とも呼ばれているのもこのためです。
では、この『キリエ』の歌詞『憐み』、皆さんはどのように感じていらっしゃいますか?
越智先生のご指導に、
『「憐み」とは「かわいそうに思うこと」、「ふびんに思うこと」というより
「共にいる」、「一緒だよ」という前向きなプラスの気持ちがつまった言葉なのですよ』
というお話がありました。
そう考えると時代や地域をはるかにこえ、
私達の日常生活と『キリエ』の音楽が何だかとても近くに感じますね。
ハ長調で本当にシンプルな和音と旋律なのに、
ひとたび曲が始まると、この上ない豊かな色彩・・・。
『Credo』を手中におさめつつ、『Kyrie』を深く深く・・・!というチャレンジはいかがでしょう。
2か年計画の2年目らしい取り組みかもしれませんね。




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