2009年5月1日金曜日

♪ 『戴冠ミサ』の部屋 ♪ その⑦

~『Benedictus』~

『ベネディクトゥス』はラテン語で『幸いなるかな』という意味です。
短い賛歌で、普通『サンクトゥス』とあわせて1つの曲にまとめられることが多いです。
ミサ曲はミサ通常文に音楽をつけたもの、と以前お話させていただきましたが歴史的にいくつかの習慣があります。
時代により厳格になったり緩やかになったりしますが、現代の目から大まかに見れば、『ガイドライン』ととらえられるのかもしれません。
 

例えば『クレド』の『Descendit de caelis』を下降音型、『Ascendit in caelum』を上昇音型に、3日目によみがえりの『Ressurexit in tertia diae』を3重唱に、なども同類でわかりやすい表現ですね。
 

また『グローリア』は華麗に、『ベネディクトゥス』は静かで美しく、なども通例ですが、
これらは約束事というより歌詞の内容からの必然といえるでしょう。
 

言葉と音楽の結びつき、つながり・・・、
このことをいつも心で感じ、私達Voiceのミサ曲をより一層輝かせませんか?




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